第22回全日本・第25回関東小学生ソフトボール選手権県北予選会兼 県北春季小学生大会
2008.04.06
2008年4月6日 第22回全日本・第25回関東小学生ソフトボール選手権県北予選会兼 県北春季小学生大会が行われた。
対戦相手は熊谷市の佐谷田ベアーズ。昨年の秋季県北選手権で4-8で敗れている相手。点差こそは4-8で4点差ではあったが、軽く一蹴された感じであった。しかし、そのときとは長瀞スターズは戦力が強化されているが、佐谷田ベヤーズは昨年秋に比べれば戦力は落ちているはずと・・・勝利を信じて挑みます。
審判によるコイントスで選択権を得たキャプテン・スグルが迷わず後攻を選択し、佐谷田ベアーズの先攻、長瀞スターズ後攻に決まる。幸先良好。
試合前の練習にてキャッチャー・コウキのスローイングをみて相手ベンチに微かに「おー!」という声。試合開始前にちょっと優位に立つ(笑)。
【先発メンバ】
1 | 遊 | (3)シンヤ |
2 | 二 | (2)ケント |
3 | 捕 | (8)コウキ |
4 | 投 | (10)スグル |
5 | 一 | (12)ユウヤ |
6 | 三 | (6)ヒロキ |
7 | 左 | (5)タクミ |
8 | 中 | (7)タカアキ |
9 | 右 | (24)マサシ |
12:30試合開始。
1回表
- 先攻の佐谷田ベアーズ
- 一番二ゴロ、二番捕ゴロ、三番一ゴロと三者凡退。全て内野ゴロとストライクが先行するスグル上々の立ち上がり。
1回裏
- 後攻の長瀞スターズ
- まずは一番シンヤ。先頭バッターが出塁して先制していきたいところだったが、詰まって二ゴロ。1アウト。
- 二番ケントはフルカウントから良く球を選んで四球で出塁。
- 三番コウキ、力んでショートへの強いゴロ。ショートがはじいてエラーで出塁。
- ワンアウト一塁・二塁と先制のチャンス。ここで一気にと重塁を試みる。しかし、ケントが激しくスライディングするも三塁でタッチアウト。2アウト・ランナー二塁。先制のチャンスはまだ残る。
- 四番スグルに期待するが、遊ゴロ。これをショートがファーストへ悪送球。
- ツーアウト・ランナー三塁・一塁となったところで、期待の五番ユウヤ。うまく合わせたバッティングでセカンドを超えるかと思われたセカンドちょっとジャンプしてキャッチ。二直でアウト。
- せっかくのチャンスにあと一本足らずに2者残塁で3アウト。ただし、得点にはならなかったもののいい感じで攻撃ができた。今後に期待が持てる初回の攻撃だった。
2回表
- 先頭の四番バッターの打ち取ったと思われたゴロが三遊間を抜けてレフトへ。ここで信じがたいミス、タクミが見事なトンネルをしてレフト後方へボールがコロコロ。打ったバッターは一気にホームまで戻り、1失点。ワンヒット・ワンエラーで失点はちょっと痛い。初回に得点できなかったために不安がよぎる。
- ただ、ここからバッテリーは落ち着いて、五番バッターを一飛。
- 六番バッターを四球で歩かせるものの、セカンド盗塁を試みたところを強肩コウキの見せ所で刺殺。
- 七番を三振に打ち取り、後続を断ちひと安心。以前であるならば崩れそうな状況をバッテリーがよく流れを止めた。
2回裏
- 下位打線ではあるが、ここでエラーでの失点をなんとか取り戻したいところ。
- 六番ヒロキが四球で出塁。
- エラーの精神的ダメージから抜け切れていない7番タクミは三振。
- 八番タカアキなんとかバットに合わせるのが精一杯というスイングをしておきながら、さすがに元4番バッターのタカアキここで右オーバーのランニングホームラン!2得点で一気に逆転。
- 続いて九番マサシも左前ヒット。
- 一番に戻ってシンヤに期待するも投ゴロ。
- 二番ケントはまたも四球を選んでツーアウト一塁・二塁とさらに追加点のチャンス。
- 三番の大砲コウキ登場。右前へうまく運ぶものの打球の速さがアダとなって、ライトはファーストへ送球、右前ゴロでチャンスを生かせず3アウト。
- まずは、エラーでの失点を取り返し上々。
3回表
- 八番右中間へのヒット、九番サードへの内安打でノーアウト3塁・1塁のピンチ。さすが佐谷田ベアーズ、下位打者もしっかりと打ってきます。しかしここで佐谷田に痛いミス。コウキの強肩がランナーを焦らしたのか、盗塁を焦ったファーストランナーが離塁アウト。
- せっかく逆転してこちらに寄った流れが相手側に行ってしまいそうな時にこのプレーは大きかった。その後は一番を三ゴロ、二番を遊ゴロときっちりと抑えて流れを切ってチェンジ。
3回裏
- 先頭の四番スグルがレフトへのヒット。
- 五番ユウヤもセンターへのヒット。
- ランナーが溜まったところで、この頃打撃好調の六番ヒロキが三塁の頭上を越えて三塁線へのヒット二人帰って2得点。これで4-1と大きく流れはこちらに。
- 七番タクミはファーストゴロ。
- 前打席でランニングホームランを打った恐怖の八番打者タカアキに期待するも投ゴロ。
- 九番マサシはサードゴロで3アウトチェンジ。
- ただこの2点でグッといい感じになってくる。
4回表
- 三番を一飛、四番を三振、五番を一ゴロとテンポ良く3アウトを取って完全に流れはこちら側へ。
4回裏
- 一番からの好打順、ここで得点できれば勝利へ近づく展開です。
- 一番シンヤが前二打席の反省からセーフティーバントを試みるがピッチャー正面転がってしまいアウト。
- 二番ケントが綺麗なレフト前ヒット。
- 三番コウキがショート左への内安打。
- 初回と同じよう状況になり、今回も同様に盗塁を試みる。今度はサードが落球し、ボールがグランド外へ転がり難なく1得点追加。攻めの心意気は大事だね。コウキも三塁へ進塁してチャンスは続く。
- 四番スグルはチャンスに少々力んでサードフライ。
- ここでもう1点は欲しいところ。
- 5番ユウヤ。期待に見事答えてくれ、右中間オーバーのランニングホームラン!2点追加。
- 六番ヒロキはサードゴロでスリーアウト。ヒロキはランナーが居ないと打たないのか?
- この回3得点で7対1と大きくリード。スグルの調子からすれば6点差はかなり勝利へ近づいた。
5回表
- 先頭の六番から三振を奪うものの、七番、八番の下位に四球2つで一塁・二塁を埋めてしまう。しかし、スグルも踏ん張り、九番を三振、一番を三ゴロで0点に抑える。ちょっとスグルに疲れがでてきたのか・・・
5回裏
- そろそろ70分時間制限が気になるところ。攻撃のまま70分が迎えられ良いが、ちょっと厳しいところか。
- 七番タクミが汚名返上とばかりにライト前にいい感じで打つが、ライトの好守備に阻まれて右前ゴロ。
- 八番タカアキは最初の当たりが気になるのかピッチャーも慎重になりすぎて四球。
- 九番マサシも自分も生きるようにセーフティバントを試みるが失敗。しかし、きっちりと犠牲バントを決めて、二アウトランナー二塁でまだまだ追加点のチャンスは続く。
- 一番シンヤが投ゴロで一塁に送球したスキにタカアキが本塁に突入するも一塁手からの反応の良い送球で本塁でタッチアウト。3アウトチェンジ。まぁ、積極的なプレーなんでしょうがないところ。
6回表
- 70分の時間制限も残り僅か、7-1で大きくリードし、この回を抑えれば待望の勝利は目前。しかしながら、そう簡単には勝利は得られないのが現実。
- 先頭打者を出したく無いところではあるが、ライト右へのヒット。
- 左中間へ二塁打。ファーストランナー戻って1失点。
- まだ、7-2点差に余裕はある、しっかりアウトをひとつづつ取っていきたいところ。
- ピッチャースグルここで動揺したのか、疲れが出たのか、相手四番、五番打者に連続フォアボールでノーアウト満塁。
- 続く六番バッターに左中間へ抜けるかと思われた当たりをタカアキがなんとか抑えて、二塁打で止めたもののふたりが返り2失点。7対4。
- ここで監督がタイムを取ってひと呼吸。
- 初球こそはストライクが入ったものの、制球戻らずフォアボール。またしてもノーアウト満塁。
- ここでピッチャー交代。スグルからユウヤへ。
- 点差は3点長打がでれば一気に追いつかれる状況でユウヤの左腕が唸る。ストライク先攻してワンボール、ツーストライクからズバッとインコースにストライクが食い込み三振。やっとワンアウト。守りの雰囲気が一気に盛り上がる。
- 九番バッターをピッチャーゴロで本塁へトスしてホースアウト。一塁に送球するも間に合わず。ツーアウト満塁、ピンチな状況は続くもののアウトはあとひとつ。
- 一番バッターがユウヤのインコースへ切り込んでくる球を避け切れずに死球。サードランナーは入って、2点差。
- ツーアウト満塁、得点差2点。一打でれば同点、長打で逆転というピンチは続くが、リリーフピッチャーユウヤは動揺は全く感じられず、続く2番バッターに対してストライクが先攻して優位な状態。
- 最後は投ゴロをユウヤが一塁のスグルに渡してスリーアウト。
- 審判に両手があがり、苦しい最終回を乗り越えて13時52分試合終了。
1時間22分と長い試合になりましたが、7-5で佐谷田ベアーズを破り、県予選大会への出場権を獲得致しました!
さすがに熊谷の強豪佐谷田ベアーズ、簡単には勝たせてくれませんでした。
課題だった打線の繋がりは良かったし、スグルが途中で息切れしてしまったものの、ユウヤの好リリーフは大きい。
勝てるパターンを収穫できたのは非常に大きな経験となった。
近所の自衛隊から飛んできたブルーインパルスはおまけ(笑)